素敵なリノベーション。

ランチに立ち寄った好きな雰囲気のCafeです。
リノベーション
築年数が経った木造建築をリノベーションして利用したと思われる店内
天井、壁を解体し一度スケルトンにしてから上手く補強し大空間を実現しておりました(想像ですが。)
天井は小屋組を表し吹き抜けた感じにすることで開放感ある天井高を確保しています。
昔はよく利用した太鼓梁や、屋根下地の「野地板」も味がありますね。
カフェスタイル
壁は開口部が多い建物の耐震補強もかねて針葉樹合板を面材耐力壁と仕上材を兼ねて使用しているみたいです。
針葉樹合板は安価な割りに利用価値の高い材料として、私も車庫や趣味部屋の内装材として、外壁面の耐力面材としてとても頻繁に利用していましたが悲しいことに現在ではとても品薄で高価な材料となっております。
とても残念ですが・・・
 
又、内部の補強耐力壁は客席どうしの間仕切りとしてバランスよく配置利用してありました(想像ですが。)
柱を見ると「貫通し」の孔があるのでおそらく和室(真壁)が多い間取りだったのでは(想像ですが。)
 
開口部のサッシには内障子(黒格子組)がはめ込んであり、近隣の敷地状況に合わせて透視(借景)したい面は格子のみの建具でクリアな視界を確保し
開放しない面にはフロスト系のガラスをはめ込み柔らかな採光を取り入れて明るさとインテリア性を高めておりました。
 
床は無垢板貼りと併せて、木造の2階ではなかなか採用しない土間モルタル仕上げ部分があり、モルタルの肌やクラックも空間にとても馴染んで素敵でした。
木造は動きやすいのでクラックは入りますが防水性など求めていない場所では私的には好きなテクスチャーです。
 
などと、つい建物の分析ばかりしてしまします・・・・職業病ですかね。
 
他にも観葉植物や家具、照明などまだまだ話したい素敵な特徴が沢山あり、私的にはまた訪れたくなる寛げるお店でした。
ハンバーガー
もちろん建物だけでなく料理も美味しかったです。
(オーダーしたのはハンバーガーとノンアルビールです。)
コロナは心配ですが、感染対策はしっかり行いつ色々ある素敵なお店、少しずつ訪れてみようと思います。