新しきものに変わるとき

先日、大阪のフェステイバルホールに行ってきました。
音響の良さ、ライティングの良さに驚きました。
こんなに一体感のあるホールは初めてだと感じました。
大阪フェスティバルホール
何も知らず訪問したので、帰ってから調べましたら、音響の良さでは日本では上位と言われているそうです。
この大阪フェステイバルホールは2代目なのですが、建直を検討された時に、山下達郎、さだまさしなどから建替反対運動が起きたそうです。旧ホールはミュージシャンや音楽家たちに愛されてやまないホールだったのです。舞台からの音も観客からの拍手をホールから降ってくるように良い音がすると言われていたそうです。
そんな旧ホールを超えてみせる音響を作り出すために音響設計の為に1/10のホール模型を作成し、音響シュミレーションをくり返し新ホールは出来上がったそうです。
新しいものを作り出すのは、本当に大変です。

ホール前の空間が室内レンガ貼りなのですが、レンガが特注の大判で、幅54cm、高さ13.5cm、厚さ8cm。1枚当たり10kgの重さがあり、約22万個を職人が手作業で積んでいりそうです。
職人さんの苦労が滲むでてくる雰囲気のある空間でした。

平成から令和に変わる今日、明日。
同じように古き良きものを踏襲しつつ新しいものが生まれていくのだなと感じました。